鉄・アルミ・ステンレスから
鋳物まで幅広い材質に対応!

お電話/FAXからのお見積り・お問い合わせ(平日9:00~17:00)

tel:052-871-1551 fax:052-871-1552
技術資料ダウンロードはこちらから 技術資料
ダウンロード
お問い合わせはこちらから ご相談・
お問い合わせ

技術コラム TECHNICAL COLUMN

A5052(アルミニウム)の切削加工

  • アルミニウム

当記事では、アルミニウムの切削加工を得意とする金属・鋳物切削加工センターがA5052の切削加工の概要と具体的な加工事例をご紹介します。

A5052とは?

A5052は、アルミニウム合金の一種で、主にマグネシウムを添加した5000系アルミ合金です。この合金は、その優れた耐食性、強度、溶接性から、多くの産業で広く使用されています。A5052は、アルミニウムにマグネシウムを添加することで、特定の特性を向上させたものであり、加工や工作に非常に適した素材です。

A5052の特性

具体的にアルミニウムの素材としてどんな種類があるのか、またどんな特性があるのかを簡単にご紹介します。

耐食性

A5052は非常に高い耐食性を持っています。アルミニウム自体が自然に酸化被膜を形成し、腐食を防ぐ性質を持っていますが、マグネシウムを添加することでさらにその耐食性が向上します。これにより、海洋環境や化学環境など、腐食のリスクが高い条件下でも優れた性能を発揮します。

強度

A5052は中程度の強度を持ちながらも、優れた加工性を兼ね備えています。5000系アルミ合金の中でも、強度と加工性のバランスが非常に良いため、航空機の部品や建築材料、輸送機器など、幅広い用途で利用されています。強度が要求される一方で、軽量化が必要なアプリケーションに特に適しています。

溶接性

A5052は、アルミニウム合金の中でも特に溶接性が良いことで知られています。通常、アルミニウムは溶接が難しい素材とされていますが、A5052はマグネシウムの添加により溶接性が向上しており、複雑な構造の部品や大規模な構造物の製造においても、高品質な溶接が可能です。

A5052の切削加工における注意点

A5052をはじめとしたアルミニウムは比較的柔らかい素材ですが、マグネシウムの添加により硬度が増しています。そのため、適切な工具材料を選ぶことで、切削精度と工具寿命を最適化することが可能です。

また、A5052は熱による溶着が多く、ドライ加工が不可であるため、クーラント液を用いたウェット加工を行います。さらに、最適な加工速度と送り速度の調整により、表面仕上げの品質を向上させ、工具の摩耗を最小限に抑えることができます。

A5052の切削加工事例をご紹介

金属・鋳物切削加工センターがこれまでに手掛けてきた、A5052の切削加工事例をご紹介します。

産業機器用ハンドル

こちらは、産業機器用のハンドル部品です。サイズはφ70×10、材質はA5052となります。タップ加工に加え、ローレット加工を行い、製品を製作しています。A5052は加工性が非常に良好であるため、精度よく加工を行うことができています。アルミ・鉄・ステンレスをはじめとした金属の切削加工のことなら、金属・鋳物切削加工センター.comにお任せください。

>>事例詳細はこちら

アルミニウムの切削加工のことなら、金属・鋳物切削加工センター.comにお任せください!

金属・鋳物切削加工センター.comを運営する株式会社ヨツ葉は、創業から長年アルミニウムの切削加工に携わってまいりました。その中で培ってきた技術・知見を用いることで、高精度な切削加工を迅速に行っております。アルミニウムの切削加工に関するご依頼をご検討中の方は、お気軽に金属・鋳物切削加工センター.comにお問い合わせください。